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本職の傍ら、作曲・音楽制作活動を細々と始めた者です。

 

音楽歴は長いのですが、これまでいろいろとつまみ食いしてきた感があり、ひとつの楽器や分野を一貫してやってきたという実感はありませんでした。また、楽器演奏（声楽含む）の好きな友人たちが空いた時間を見つけては練習に励んでいるのを横目に、自分にはそこまでの熱意はないなあと感じてもいました。演奏はそれなりに楽しいけど、少しでも理想の完成度に近づけるよう演奏技術を磨こうとはならず、上手な人が弾いてくれるのを聴いていればそれで十分楽しいと思ってしまうので、これでは演奏家になれる素質はありませんね（苦笑）。

 

振り返ってみたとき、自分が時間を忘れるほど夢中に取り組んだのは何だったかと思うと、新たな音楽を生み出しているときでした。それまで自分の頭の中にしか存在しなかった音楽がかたちになって、聴いてくださる方とシェアできる瞬間の喜びは格別です。

また今にして思えば、自分で演奏するより聴いている方が楽しかった理由は、聴きながら音楽的な構造を分析していたからだと気づきました。音楽を聴くのはとても集中力を要することで、BGMを流しながら何か作業をすることはできませんし、交響曲など通しで聴こうものならとても疲れるのですが、新たな曲を聴くたび音楽的なアイデアが刺激されるのはとてもわくわくするものです。

 

そうだとすれば、適性は演奏より作曲のほうにあるのかもしれません。

まだ荒削りですが今後研鑽を積んでいきたいと思っています。見守っていただけたらうれしいです。

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